スーツや靴など、お客様の趣向に合わせて世界に1つだけのオリジナルアイテムを提供するオーダーメイド商品。その販売方法は変革の時を迎えています。
実店舗を構えて十分な接客の時間・回数をとりお客様の要望にとことん向きあうフルオーダーメイドは一部の層にはまだ必要とされるものの、価格・時間のコストを下げたセミオーダーメイドの領域は、その舞台をどんどんWeb・ネットへと切り替えています。
カスタムの自由度にこだわるならGB Customがおすすめです。
お客様のニーズがあるのは分かっているのに接客や仕様調整へ時間をかけるとコスト割れしてしまうセミオーダーメイド。Webへ引っ越してある程度自動化できれば…と期待する事業者様向けに、オーダーメイド商品をWeb販売する方法を5つ紹介します。
Web販売方法5つ
インターネット上で商品を販売する、EC・Web販売・オンライン通販と言われるものは、構築形態では5つへ大別されます。
- フルスクラッチ:何も無い状態からシステムを作り上げることでデザイン・機能は思いのままとなり自社の色を最も強くだせる手段だがコストは数百〜数千万と高め
- パッケージ:ECシステムとして基盤のあるものを自社の仕様に調整して利用するものでコストは中程度
- オープンソース:パッケージのうち技術が一般に公開されているコードを用いてするものでコストは下がりうるが自社や協力会社にWeb技術力・エンジニアが必要
- ASP:カラーミーショップやBASEといったECサービスを利用すること
- モール出店:楽天やAmazonといったECモールへ出店すること
オーダーメイド商品のWeb販売方法比較
5つの方法それぞれでオーダーメイド商品をWeb販売しようとしたときの、技術力・コスト・機能性・販促力の比較は以下のように考えられます。
分かりやすくするため、Web技術力は必要・普通・不要の、その他は悪い・普通・良いの、3段階でそれぞれ示しています。
縦の列同士は比べにくいため、御社の重視する要素ごとに重み付けをしてみてください。例えば、オーダーメイド商品の構造が複雑なために、楽天といったモールの機能で表現しきれない場合は、フルスクラッチかパッケージを選ぶ、といったふうにです。あるいは、Web技術力が全く無くてコストもほとんどかけられない、という場合は機能性を犠牲にして、オーダーメイド商品のほうをシンプルに改修してASPをチョイスする、といった選択もありえます。
以下では、5つそれぞれの販売方法について、オーダーメイド商品を展開しようとするときの特徴を考察してみます。
フルスクラッチ
技術力の高いエンジニアがいるか外注できれば、必要な要件を自由に実現できますが、複雑で新規性の高い仕様の場合、時間・費用のコストがぐんと上がることがあります。内製にせよ外注のディレクションにせよ、自社に技術力はある程度必要です。
自社サイトになるため自由度は高い反面、自社の認知度が高くなければ、販促施策を別途考える必要があります。
パッケージ
図では赤背景がなく、バランスのとれた販売方法だと言えます。少ないですが、オーダーメイド商品のWeb販売に特化したECパッケージを選べば、ある程度の機能性は確保しつつ、コストはフルスクラッチに比べてぐっと抑えることができます。
パッケージは一般的にはECベンダーが販売し、内製というよりはシステム構築を外注するものとなるため、最低限のWeb知識をもった担当者が自社にいれば高度なWeb技術力は不要です。
オープンソース
EC-CUBEといったオープンソースを自社で活用してカスタマイズすれば、パッケージよりも低価格で同程度の機能を実装できるかもしれませんが、それには一定の技術力が必要です。パッケージのECベンダーがオープンソースを活用すれば専用の独自システムを1から構築するよりも低コストになる可能性があります。
ただし機能性はあまり望めず、オーダーメイド商品のWeb販売に特化したオープンソースのシステムはまだ見たことがありません。
ASP
カラーミーショップやBASEも選択肢に入ります。販促力はECモールよりは低くて他の選択肢と同様ですが、初期費用・月額費用・販売手数料が最小限に抑えられます。
技術力もほとんど不要ですが、オーダーメイド商品によってはカスタマイズ機能が力不足と感じることがあります。
モール出店
大量のユーザーがついているという販促力が最大の魅力で、オーダーメイド商品への対応力はそう望めません。カスタマイズすべきパーツが2箇所以下で、その変化パターンも3種類以下程度であれば、Webフォームのラジオボタンやプルダウンを駆使してなんとかサービス提供できるかもしれませんが、完成形の可視化には対応していません。
カスタムにこだわるなら
オーダーメイド商品をWeb販売するにあたって必要なのが、いわゆるカスタムオーダーECと呼ばれる、Web画面上でパーツの形状・色を変更して見たままを販売できる機能。
オープンソース・ASP・モール出店はそれへの対応力が弱いため、この機能を重視する場合は、フルスクラッチかパッケージに焦点をあてることになります。潤沢な資金・Web技術力・Web制作のディレクション力などが自社に備わっている場合はフルスクラッチを選ぶ場合もありますが、多くの事業者には、リスク・コストの低いパッケージがおすすめです。
カスタムオーダーECに対応したパッケージはそもそも少ないですが、その中でも当社のGB Customは、導入しやすいサービス形態をとっています。
オーダーメイド商品のWeb販売に関心のある事業者様は気軽にご連絡くださいませ。
オーダーメイド販売をもっと簡単に