自社ECサイトの売上をアップさせるには、広告などを利用して集客することが必要です。しかし、どれだけ自社ECサイトへのアクセス数が増えても、商品をスムーズに購入できなければ顧客に離脱されてしまい、売上には繋がりません。
今回の記事では、商品購入に繋げられる自社ECサイトの商品ページについて解説します。
商品ページデザインの重要性
デザインの凝った商品ページを作成しても、UI(操作性)が悪ければ購入には結びつきません。個性的なデザインの商品ページでは他のECサイトとの差別化はできますが、他のECサイトと同じような購入ページの方が顧客にはわかりやすく、ストレスを感じずに買い物をすることができます。
また、多くの商品には、サイズやカラーなどのバリエーションが存在します。特に洋服などのファッションアイテムはバリエーションが豊富ですが、たくさんあるバリエーションを一体どのように表示させれば顧客の購入意欲を高められるでしょうか?
まずは、モール型のECサイトの商品ページについて確認していきましょう。
SKUとは?商品ページを表示する2つの形式
「SKU」はStock Keeping Unitの略で、サイズやカラーバリエーションなど、在庫管理を行う上での最小識別単位のことです。
例えばTシャツのカラーが4色、サイズがS、M、Lの3サイズある場合、1商品×4色×3サイズ=12SKUと数えます。SKU別に商品管理を行うことで、売れ筋や在庫を細かく把握でき、商品配置を最適化することができます。
モール型ECサイトの場合では、SKUの表示形式はAmazon形式と楽天形式の2つに分けることができます。
Amazon形式
Amazonの場合は、商品の親にあたるページ(親商品)が1つあり、その商品のバリエーション(子商品)ごとに独立した商品ページが作成され、URLも変わります。
顧客は決められたサイズやカラーの中から好きな商品を選択することで、すぐに画像が切り替わり、選択内容を確認することができます。しかし在庫の有無は親ページを見ただけでは分からないため、バリエーション画像から商品を選択して初めて在庫がないことに気付くこともあります。
楽天形式
楽天形式は楽天市場、Yahooショッピング(PayPayモール)、MakeShop、futureshopなどに共通する表示形式です。商品のバリエーションは全て1つのページ内に表示されるため、バリエーション毎の独立したページ(URL)は作成されず、親商品のURLのみが表示されます。
顧客は商品ページに表示された表の中から、好きなサイズやカラーを選択できます。サイズやカラー、在庫状況は一覧表で確認が可能ですが、画像が切り替わるわけではないため、自分がどのバリエーションを選択したかはページをスクロールして確認するという手間が必要になります。
このようにAmazon形式と楽天形式のどちらの場合も、サイズやカラーなどの完成された組み合わせを選択し購入することができますが、顧客の希望するオリジナルな組み合わせを作ったり、組み合わせた結果を画像で簡単に比較することにシステムが対応していないため、商品ページのカスタムができない仕様となっています。
自社ECサイトならカスタム性の高い商品も対応可能?
自社ECサイトだからといってSKU数が多い商品や、カスタムに全て対応できるとは限りません。多くのASPカートは商品画像を色ごとに紐付けて登録できないため、顧客は商品の変更を同ページ内で確認できないといった課題があります。
また、カラーやサイズだけでなく、Tシャツのネックラインや裾の長さまで自分好みにカスタムしたいというような細かな要望に応えるには、既存のECサイトでは困難です。
カスタムオーダーECがおすすめ
量産型の商品であれば、既存のモール型ECサイトや自社ECサイトでも問題ありませんが、「商品ページを自由にカスタムしたい」場合は、オーダーメイド商品にも対応可能な、カスタムオーダーECがおすすめです。
当社のカスタムオーダーECのサービス「GB Custom」は、複雑で細かなカスタムにも対応しています。カスタム結果を同ページ内で即時反映。オーダーメイドシャツを16万通りカスタムできるといった導入事例もあります。また、カスタムした商品をSNSでシェアも可能です。
自社ECサイトを売れるECサイトにするためには、顧客にストレスを感じさせない商品ページデザインが欠かせません。特にカラーやパーツなどSKU数が多い商品を販売する場合、組み合わせ結果を画像で確認できることがスマートな購入体験に繋がります。
また、マイページや商品レビューなどの購入フロー以外の部分も意識することで、より顧客の満足度を高められます。カスタムオーダーECで商品ページをカスタムして、自社ECサイトの売上アップを目指しましょう。
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